AviUtlの音ズレを確実に直す方法:正確な解説[動画編集ソフト]
ここでは、AviUtlで読み込んだ可変フレームレート(VFR)動画の音ズレを直す方法を紹介。 やり方 動画ファイルの平均フレームレートをチェック 以下では、標準的なDirectShow File ReaderとL-SMASHの場合について説明するが、まずどんな場合でも、元の動画ファイルの平均フレームレートを調べる必要がある。 そのためにもっとも手っ取り早いのが「MediaInfo」を使うこと。 該当ファイルの右クリックメニューから簡単に詳細な動画情報をチェックすることができる。 平均フレームレートは「ビデオ」の「フレームレート」に記載されている。 DirectShow File Reader 入力プラグインの設定画面を開く。 本体ツールバーのメニュー「ファイル」 >環境設定 >入力プラグインの設定 >DirectShow File Readerの設定 「フレームレート設定」の「指定値を使用する」に平均フレームレートをそのまま指定する。 例:29.378fps => 29.378 L-SMASH 入力プラグインの設定画面を開く。 本体ツールバーのメニュー「ファイル」 >環境設定 >入力プラグインの設定 >L-SMASH Works File Readerの設定 「VFR -> CFR」のチェックボックスをオンにし、平均フレームレートを1000倍した値を左に、右に「1000」を指定する。 例:29.378fps => 29378 / 1000 プロジェクトファイルの再読み込み いちいち動画ファイルを再読み込みしたり、AviUtlを再起動したりしなくても、プロジェクトファイルをいったん閉じて再度開けば、適用した設定ですべての動画が再読み込みされる。 これで、大半の音ズレは解消されるはず。 異なるフレームレートのVFR動画を複数読み込みたい場合 特に設定しなくても音ズレが起きない場合もあるが、こればっかりは素直にVFRに対応した他のエディタを使うか、どうしてもAviUtlでやりたいという場合は、各動画をいったん固定フレームレート(CFR)で再エンコードするしかない。 AviUtlで該当ファイルをH.264のLosslessなどで出力するか、Handbrakeのようなエンコード用のソフトウェアを使おう。 注意点 プロジェクトのフレームレートは関係ない よく勘違いされるが、どの入力プラグインであってもAviUtlプロジ